人の影響下にある自然環境をどうやって保護し,保全し,活用していくのか?
「自然」にはさまざまなものがあります。アメリカの国立公園や世界自然遺産のような,原生的な「自然」もあれば,日本の里山のような人との密接な関わりのある「自然」もあります。
私のテーマは,そのような様々な「自然」の中でも,例えば里山のような,人の営みと密接に結びついたところ,あるいは,国立公園のように,レクリエーションの場として利用されているところでの,適切な関係の構築を目指すものです。
適切な関係とは,必ずしも「自然」が保護されるだけのことを指すのではなく,持続的な利用のために手が加えられるような保全や,積極的な活用も指します。
このために,日本における里山や,都市・都市近郊の公園,国立公園など,様々な自然地域を対象として研究をしています。